06事務所経営

競争せずに仕事を受ける仕組み

渡邉 徳人津田 拓也齋藤 史洋執筆現役の行政書士3人最終更新日読む時間約3分

新人が生き残るために大切なのは、競争に勝つことではなく、そもそも競争しないことです。資金も実績も少ないうちに、ベテランや大きな事務所と同じ土俵で勝負しても、勝つのは簡単ではありません。

Key pointsこの記事の要点

  • 新人は、資金の大きな事務所と正面から競争しない
  • 競合の少ない業務・新しい制度に早く取り組む
  • 競合のいない地域の媒体を探し、サイトへ案内する
  • 検索広告は地域をしぼり、地元に届ける

正面から競争しない

会社の設立、相続、離婚など、多くの人が調べる業務は、ネットの検索広告で1日に数万円が出ていくこともあります。しかも、お客様は複数のサイトをじっくり比べるため、クリックされても依頼になるとは限りません。資金の大きな事務所との勝負になり、小さな事務所には費用が合わなくなりがちです。

競争を避ける方法は、大きく2つです。

1. 競合の少ない業務を選ぶ

行政書士の扱える業務は数多くあります。競合が少ない分野を選べば、依頼の数は限られても、比べられることが少なく、検索広告の入札もゆるやかです。

  • 新しい制度や法改正で、まだ扱う事務所が少ない手続き
  • 専門の知識が要り、ほかの事務所が手を出しにくい分野(介護事業の開業支援、介護タクシーなど)
  • 地域の産業に合った許認可

新しい公益法人の制度が始まる前から準備を進め、制度が始まると同時に、移行の申請に取り組みました。多くの法人がまだ申請できていない時期に、結果を出すことができました。新しい制度の始まりは、新人でもベテランと同じ位置から出発できる機会です。

運営者 齋藤

2. 競合のいない媒体を選ぶ

同じ業務でも、広告を出す場所を変えれば、競争を避けられます。地元の情報誌、フリーペーパー、業界の会報、チラシなど、ほかの事務所が広告を出していない媒体を探します(アナログの集客)。

  • 読む人の層と、業務を合わせる(家庭向けの誌面には相続・遺言、経済誌や業界誌には許可・設立など)
  • 媒体からサイトへ案内し、くわしい情報はサイトで読んでいただく
  • 検索広告を使う場合は、表示する地域をしぼって、地元の見込みのお客様にだけ届ける(検索広告)

主力の業務は競合のいない地域の媒体で、競合の少ない業務はネットで、と組み合わせると、無理のない費用で仕事を受けられるようになります。

※制度や手数料などは変わることがあります。手続きの最新の内容は、各機関の公式の情報でご確認ください。

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