02業務の選び方

入管・国際業務

渡邉 徳人津田 拓也齋藤 史洋執筆現役の行政書士3人最終更新日読む時間約3分

人手不足を背景に、日本で働き、暮らす外国人は増え続けています。在留資格の手続きを扱う入管・国際業務は、これからも需要が伸びていく分野です。一方で、ご本人の人生を左右する手続きでもあり、責任の重い業務です。

Key pointsこの記事の要点

  • 在留資格の認定・変更・更新・永住・帰化など、需要が伸びている分野
  • 申請を取り次ぐには、研修を修了して申請取次者として届け出る
  • 就労・特定技能・育成就労など、受け入れる会社との継続した取引で安定させる
  • 申請の内容が事実かを資料で確かめ、不法就労に関わらない

入管・国際業務とは

外国人が日本で暮らし、働くには、目的に合った在留資格が必要です。行政書士は、在留資格の認定・変更・更新、永住、帰化などの申請の書類を作り、出入国在留管理局への申請を取り次ぐことができます。

主な手続き内容
在留資格認定証明書の交付申請海外にいる外国人を、日本に呼び寄せるとき
在留資格の変更・更新留学から就労へ、転職、在留期間の延長など
永住許可長く日本で暮らしてきた方が、在留期間の制限なく暮らすため
帰化許可日本の国籍を取るため(法務局への申請)

申請取次の届出

外国人ご本人に代わって出入国在留管理局へ申請を出すには、行政書士会が行う研修と効果測定を修了し、地方出入国在留管理局に届け出て、申請取次者として認められる必要があります。この業務に取り組むなら、まずこの準備から始めます。

また、在留申請はオンラインでもできるようになりました。申請取次の行政書士も利用でき、遠方のお客様のご依頼も受けやすくなっています。

伸びている分野

  • 就労の在留資格:専門的な仕事に就く方の「技術・人文知識・国際業務」など。採用する会社からの依頼が続きます。
  • 特定技能・育成就労:人手不足の分野で外国人を受け入れる制度です。技能実習に代わる育成就労の制度も始まります。受け入れる会社の手続きや届出の支援の需要があります。
  • 家族の呼び寄せ・永住:日本で長く暮らす方が増え、家族や永住の手続きの相談も増えています。

会社と継続して取引できると、採用のたびにご依頼をいただけるようになり、単発になりがちな申請の業務が安定します。

気をつけたいこと

私は20代の多くを海外で過ごし、今も留学の会社を経営しています。海外では、就労が目的なのに留学のふりをして入国する人や、それを手助けする業者の問題をたびたび見てきました。日本でも、外国人が増えれば同じような問題が起きます。手続きを扱う専門家こそ、申請の内容が本当かを見極める目を持たなければなりません。

運営者 渡邉
  • 申請の内容が事実かを確かめる:仕事の内容や雇用の条件、学歴・職歴が、申請と実態で食い違っていないか。ご依頼者の言うことをそのまま書くのではなく、資料で確かめます。
  • 不法就労に関わらない:在留資格で認められていない仕事をさせることや、それをあっせんすることは、受け入れる側も処罰の対象になります。
  • 言葉と文化の違いに配慮する:手続きの流れや必要書類を、わかりやすい日本語や外国語で説明できると、選ばれる理由になります。

※制度や手数料などは変わることがあります。手続きの最新の内容は、各機関の公式の情報でご確認ください。

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