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行政書士賠償責任補償制度

渡邉 徳人津田 拓也齋藤 史洋執筆現役の行政書士3人最終更新日読む時間約3分

行政書士はプロです。業務上のミスは許されません。それでも、人のする仕事である以上、ミスの可能性はゼロにはできません。その万一に備えるのが、行政書士賠償責任補償制度です。

Key pointsこの記事の要点

  • 業務上のミスによる損害賠償に備える、任意加入の制度
  • 損害が大きくなりやすい業務、1人事務所ほど、加入を考えたい
  • 保険は最後の備え。期限の管理・確認の手順・受任の範囲で、ミスを防ぐ仕組みを先に

どんな制度か

行政書士が業務の中でミスをして、お客様に損害を与えてしまい、損害賠償を求められたときに、保険から補償される制度です。日本行政書士会連合会が窓口となる団体の制度で、加入は任意です。補償の内容やプラン、保険料は、加入の案内で確かめてください。

加入を考えたい理由

  • 損害が大きくなりやすい業務がある:許可の更新の期限を逃して事業が止まる、在留資格の手続きの遅れで生活が変わるなど、ミスの影響がお客様の事業や人生を左右することがあります。
  • 1人事務所では、自分だけで負いきれない:賠償の額によっては、事務所を続けられなくなります。
  • お客様の安心につながる:万一への備えがあることは、信頼される事務所の条件の一つです。

保険に頼る前に

保険は、あくまで万一のための備えです。補償の範囲には条件があり、故意や重大な違反によるものなど、補償されないものもあります。お金で補えたとしても、失った信用は戻りません。ミスを防ぐ仕組みを先に整えましょう。

  1. 期限の管理を仕組みにする更新・届出・申請の期限を、一覧と予定表で管理します。案件ごとに担当と締切を決めます。
  2. 確認の手順を決める書類は時間をあけて見直し、可能ならほかの人の目でも確かめます。
  3. 受任の範囲をはっきりさせる契約書で、どこまでが事務所の業務かを決めておくと、責任の範囲もはっきりします。
  4. ミスがわかったら、すぐに連絡お客様と役所にすぐに連絡し、被害を最小限に抑える対応をとります。

※制度や手数料などは変わることがあります。手続きの最新の内容は、各機関の公式の情報でご確認ください。

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