既存のお客様と顧客名簿を大切に
新しいお客様を見つけるのは、一度ご依頼いただいたお客様に、もう一度選んでいただくより、はるかに大変です。行政書士の業務は単発が多いからこそ、既存のお客様との関係を大切にする仕組みが、事務所の安定を左右します。
Key pointsこの記事の要点
- リピートしてくださるお客様をこつこつ増やすことが、安定の唯一の道
- 1件をていねいに終えると、10件、100件につながる
- 顧客名簿に、期限・決算月・今後の予定・紹介者を記録して生かす
- 期限の案内・制度の変更・季節の挨拶で、定期的につながる
裏技はない。1件ずつ、ていねいに
事務所の経営を安定させるために必要なのは、新しいお客様を獲得しながら、リピートしてくださるお客様をこつこつ増やしていくことです。そのための裏技はありません。1件1件、ていねいに、確実に仕事を終える。それだけで、お客様は喜び、また頼んでくださいます。
0から1件目のご依頼をいただくのは、いちばん難しいことです。けれども、その1件をていねいに終えれば、次のご依頼、ご家族や取引先の紹介へと、10件、100件につながっていきます。
顧客名簿を、営業に生かす
お客様の情報の管理は、行政書士なら当然しています。けれども、それを次のご依頼につなげる形で整えている事務所は、意外と多くありません。
| 記録しておくこと | 次につながる場面 |
|---|---|
| 依頼いただいた業務と完了日 | 許可の更新、届出の時期の前に、こちらから案内できる |
| 会社の決算月・役員の任期 | 決算の届出、役員の変更の時期に連絡できる |
| 今後の予定として聞いた話 | 「来年、営業所を増やしたい」などの相談の時期に連絡できる |
| 紹介してくださった方 | お礼と、紹介の結果の報告を忘れない |
顧客名簿は、行政書士にとって大切な財産です。同時に、守秘義務の対象でもあります。保管と取扱いには、十分に気をつけましょう。
定期的に連絡をとる
- 期限の案内:更新や届出の期限を、数か月前にお知らせします。お客様にとっても、ありがたい連絡です。
- 制度の変更のお知らせ:お客様に関係する法改正を、わかりやすくお伝えします。
- 季節のご挨拶:年賀状や暑中見舞いなど、事務所を思い出していただくきっかけになります。
仕事の話だけで終わらない
お客様が事務所に来られたとき、いきなり書類を出して「ここに押印をお願いします」で終わっていないでしょうか。少しの時間でも、事業の様子や困っていることをうかがうと、次のご相談のきっかけが見つかります。お客様にとっても、話を聞いてくれる専門家は、また頼みたくなる存在です。
※制度や手数料などは変わることがあります。手続きの最新の内容は、各機関の公式の情報でご確認ください。


