高く売る為の戦術とその考え方:コラム第129回。

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コラム第129回:高く売る為の戦術とその考え方

1.安売りはしないと決意する。

当たり前のことですが、まずはメンタルから。開業後、喉から手が出るほどに目先の利益を欲する場面がきます。 ですが、ぐっとこらえましょう。足下見られても、値切られても、我慢。値切る客で良い客はいません。正規料金を払ってくれたお客様にも面目が立たない。

まずは、「意味のない値引きは絶対にしない」と決意しましょう。おろそかになりがちですが、すごく大事な部分です。 高く売るのもあなた、安く売ってしまうのもあなたなのです。

2.専門性を高める。

専門性の高い業務は値崩れしません。当然、価格競争にも巻き込まれません。

ライバルが安売り合戦をしかけてきても、自分の能力、専門性を適切にお客様に伝えることができるのであれば、高い値段で仕事はきます。

他者にはない専門性をどれだけ有しているかが鍵。加えて、自分の専門性を伝える「媒体」と「能力」をも備えておく必要があります。 いかに自分の専門性を伝達できるかにかかっています。

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3.地域、業務を絞る。

地域性の高い業務であれば近くにライバルがいない場合は、値崩れしません。また、ニッチ業務も値崩れはおきません。

ただ、両者ともに、2番手、3番手と競合が出てくれば次第に価格競争に巻き込まれてしまいますから、 それまでに前述2の専門性を高め、地域でトップ、ニッチ業務でトップとなれる実力をつけておきましょう。

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4.人となり、パーソナルな部分を売る。

正直、難しいところではありますが、行政書士は属人的な業務ではありますから、 多少価格が高くても、「この人に頼みたい」「この人とお付き合いをしてみたい」とお客様に感じてもらえるようになれれば、当然、価格競争には陥りません。

これも、上記2、3とのシナジーが高いですね。この業界、驚くことに、愚直に、真面目に、誠実に業務を行うだけでも差別化になるんですね。このことも頭に入れておいていただければと思います。

まとめ

書いてみて改めて思いましたが、行政書士はやはりマンパワーによる部分が多いですね。

行政書士自身になんらかの突出した能力が必要になるということなのでしょうね。 「高く売る=難しい」と感じるかもしれませんが、今の時代、「薄利多売」より「高単価で少数販売」の方が簡単にいくかもしれません。

数をさばかなくて良い分、一つの販売に注力できますから。それに、安い商品、サービスはそれなりでしかないと、消費者も分かっていますからね。

価格戦略については、下記関連コラムも合わせて御覧ください。

以上、参考になれば幸いです。

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