専門特化して選ばれる行政書士になる方法(その2)。実務が先か?集客が先か?:コラム第91回。

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コラム第91回:専門特化して選ばれる行政書士になる方法(その2)

前回に引き続き、行政書士の齋藤先生に登場してもらい「専門特化して選ばれる行政書士になる方法」というテーマでお送りします。

銀座に事務所を構えている齋藤先生は、開業7年目。公益法人制度実務の専門家。日本でも指折りです。全国、引く手数多で活躍されています。

ブログ→知って得した起業・独立で法人をつくる話

ホームページ→一般財団法人設立支援.com

全4回。前回から引き続き、今回は第2回目。「専門特化して選ばれる行政書士になる方法」(その2)です。

では、さっそく参りましょう。

1.実務が先か?集客が先か?

行政書士が開業する際の不安・問題は、基本的には次の2つに集約されます。

1.実務経験が無い(依頼されても、業務を遂行できる自信が無い)

2.お客さんがゼロ・集客の仕組みが無い(依頼されなければ、実務経験を積むこともできない)

この2つの問題は、鶏と卵みたいな関係です。

実務経験が無いから、集客にブレーキがかかる(仕事は欲しいけど、仕事を受けるのが怖い)。

集客の仕組みが無いから、いつまでたっても、実務経験が積めない。

新人さんから相談を受けると、この無限ループに陥ってしまう新人さんは多いようです。

もちろん人によっては、他の事務所で補助者として雇われて実務経験を積むことができたりとか、勤務行政書士の時代に少しでもお客さんを確保していたりとか、そういうラッキーな新人開業者さんもいると思います。

しかし、少なくても6年前の私は、そのようなラッキーな状態にあるとは言えず、補助者の経験とか他の事務所でのアルバイト経験等も一切なく、実務経験ゼロ・お客さんゼロの状態で東京の銀座で独立しました。

私が実務経験ゼロ・お客さんゼロの状態で独立した背景には

「とにかく集客の仕組みを先に作ろう、実務経験は後からついて来る!」

という発想がありました。

業務さえ受注してしまえば、自分が受け取った報酬を全額払って、実務のできる先輩に教えてもらえばいいと考えました。

こうすれば適正に業務も完了するからお客さんに不利益は無いし、他の実務ができる先生とビジネス上の関係性も構築できる。

開業前からそう考えていました。

さらに言えば、「実務経験者が存在しない分野」であれば、「知識」をしっかり勉強していれば、自分より詳しい人がいないわけだから、実務経験ゼロでも臆することは無いはずだとも考えていました。

(参考)
コラム第30回:新人がベテランを追い抜く方法。
コラム第31回:法改正分野に取り組むための心構え。

このような発想の下で独立したので、まずは適正な報酬で業務を継続的に受注できる仕組み作りこそが、最初に必要だという結論になりました。

業務を継続的に受注できる仕組みがあれば、実務能力は自然と高まります。

だから、6年前の私のように実務経験ゼロ・お客さんゼロで開業する新人さんには、最初の段階で「集客の仕組み作り」に投資するようにお勧めしています。

2.業務を継続的に受注できる仕組みとは?

業務を継続的に受注できる仕組みとして一番簡単なのは、専門特化型のWEB媒体を制作することです。

ただし、このWEB制作だって、「素人感丸出し」の自分で作りました的なWEB媒体では信頼もされないし、継続的な受注にはつながりません。

以前、「素人感丸出し」の自分で作りました的なHPをお持ちの方から、「WEB集客なんてできませんよ!」と相談されたことがあります。

受注できなくて当然ですよね(笑)

一定の資金を投じて、専門の制作会社に依頼して質の高いWEB媒体を制作する必要があります。

私が開業した直後の6年前は、皆さんご存じのSWLに依頼しました。

http://www.gyousei-blog.com/

私が開業した当時は、今のようにコストを抑えた行政書士向けのブログサービスはまだ無かったので、30万~50万位のサービスを依頼しました。

行政書士業界に飛び込んで最初に行った投資でしたので、正直勇気がいる投資でした。

しかし、実務経験もお客さんもゼロだった自分にはとにかく先行投資が必要でしたので投資しました。

確かに、最初はためらいもありました。

だって、行政書士になる前の当時の私の月給よりも高い投資だったわけですからね(笑)。

でも、これは安い投資だとすぐに理解できました。

集客の仕組み作り・WEB制作への初期投資が仮に50万円だとすると、月給25万の営業担当者2人を雇った場合の1か月分給料です。

ということは1カ月分の給料を払って、365日24時間働かせることができる営業マンが手に入るわけだから、これは激安だとすぐに気が付きました。

従業員を酷使するブラック企業の鬼社長のような発想で、あっさりWEBへの投資を決めました。

結果的にみても、すぐに成果が出たので安い投資でしたね。

投資は常に「先行投資」だと、開業初期に実体験として学べたのことも経営者感覚を身につける上で大きなメリットでした。

今は昔と違って、コストを最低限に抑えつつもクオリティーの高いブログ型のHP制作サービスもありますね。

行政書士が集客するための仕組み作りに必要なWEBサービス・インフラは私が開業した当時に比べると格段に向上しています。

だからこそ、やり方を間違わないで開業すれば、事務所の運営が短期間で軌道に乗る可能性は、私が開業した6年前よりも遥かに高いはずです。

こんな話を新人さんにすると、

「仕組み作りに必要なWEBサービスが向上しているのは皆にとって同じ条件なんだから、結局、差が付かないのでは?」

こんな質問を逆に受けます。

でも、現実には差が付いているんですよ。

なぜか?

それは、行政書士の世界は、「投資」という発想が全くといっていいほど欠如した業界だからです。

私自身は、仕組み作りに投資することを当然のごとく述べました。

しかし、実際の行政書士の世界には、「HP作成するのに10万円も出せない」とか、「もったいない」とか平気で言う人がゴロゴロしてます。

私が開業初年度にWEBに50万円投資したって話をすると、びっくりされることが多いです。

それ位、ビジネス感覚が欠如した業界です(50万の投資なんて、大した金額じゃないんですよ。もっと凄く投資している先生だっていますから)。

だから、仕組みに投資する感覚がある人なら、すぐに頭一つ抜けます。

投資は常に先行投資です。

「仕事がないからこそ、先に仕組み作りに投資する」という発想が重要です。

「仕事が受注できてお金が入ったら投資します」なんて言っている人には、残念ながら投資する機会は訪れません。

仕組みに投資するお金も準備せずに開業したりとか、お金が多少あっても、それを未来への投資ではなく、今日自分がご飯をたべるために浪費してしまうような人が沢山いるのが行政書士の世界です。

開業当初は、食事代を削って3食が「白米+ふりかけ」になっても仕組み作りに投資するべきだと私は考えますが、それができない人がほとんど。

集客の仕組みに投資する必要性が理解できて、勇気を持って投資できる新人さんは成果がでますので勇気を持って投資してください。

最初の投資は怖いですけど、それが10倍、100倍になって返ってきます^^

3.実務を安心して行うためのインフラに投資する

以上は、集客の仕組みに投資する話でしたが、実務を安心して行うための環境・インフラにも投資できます。

私自身は6年前、実務に不安を抱えながらも、集客の仕組み作りを先行させました。

しかし、現在では、実務経験ゼロの新人が開業初日から主要な実務を安心して行うためのインフラが既に整備されてしまいました。

行政書士実務書式フルセット

これだけの実務に習熟するのに、普通だったら3~4年はかかるんじゃないでしょうか。

しかし、今は、実務書式集を使えば、実務経験ゼロでも開業初日から業務を完璧に遂行できてしまいます。

これから開業する人は、6年前の私と違って、仕事を受注する前に研修に参加するとか無駄なことを一切しなくても主要な業務をマスターできてしまいます。

6年前の自分と同じ位の投資意欲がある新人さんは、整備された書式集をポンと一式買って、昔の自分以上の速度で駆け上がってくることができるわけだから、ある意味では脅威です。

将来ライバルになる新人さんのために、こんな文章を書いている場合じゃない(笑)。

でもね、実は、ほとんどの新人さんは脅威・ライバルなんかじゃないんです。

だって、投資意欲のある新人さんなんて、ほとんどいないって分かっているから。

例えば、この実務書式集全部買ったら普通は約40万円です。

それが今、約10万円です(近いうちに15万円に値上げらしい)。

これを見て、

「40万の書式集が10万なんて激安じゃなか!しかも、書式の内容がタダで追加されるし!」

「これだけの書式集があれば、実務の心配なく開業初年度から600万以上の売り上げ作れるじゃないか!」

「この書式を上手く使えば、先輩を出し抜いてバリバリ仕事をとって稼くこともできるじゃないか!」

こういう投資的な発想ができる人って、行政書士の世界にほとんどいません。

そういう新人さんが出てきても、せいぜい1%位でしょう。

「え?書式集に10万円もするの?もったいない!」

「仕事を受けてお金が入ったら、買いたいけど…今は仕事も無いし…」

こういう新人さんが99%だと思います。

だから将来のライバルを生み出すとか心配せずに、安心してこんな文章をのんきに書いていられるわけです(笑)。

行政書士の世界は投資感覚・ビジネス感覚が欠如した緩い業界だから、投資意欲のある1%の新人さんは、実務の面でも頭ひとつ簡単に抜け出ることができます。

私の個人的な気持ちとしては、ビジネス感覚があって、適切な投資判断ができる1%の新人さんとは、何らかの形でアライアンスを組んだりしたいなとも思っています。

ビジネス感覚がある者同士は、ライバル関係で「競争」するよりも、「共生」していった方がお互いにメリットがありますからね。

私が開業した6年前には、残念ながら実務書式フルセットなんて無かったですから、実務を安心してこなせる環境に作りに投資することができませんでした(投資先が存在しなかった)。

でも今、私がこの時代に開業するとすれば、開業当初から実務書式集で主要な実務は定型的に処理できるようにマスターします(10万円の投資)。

実務に不安がないので、開業初年度から集客媒体をSWLの行政ブログで4つ作ってバリバリ集客します(40万円の投資)。

これで最低限の売上を作って、まずは事務所の運営を軌道に乗せます。

開業の初期投資として同じ50万円を投下するにしても、6年前とは比べ物にはならない位にコストパフォーマンスが向上していますね。

事務所の運営が軌道にのったら、定型的業務と並行して、難易度の高い業務に取り組んで、他の専門家がなかなか扱わないような自分だけの得意分野を作ります。

実務書式集がなければ、普通の新人は定型業務をルーティーン化するまでにだって相当な期間を要するでしょう。

そもそも集客ができなくて実務経験を積めない新人が多いわけですから、ルーティーン化出来るほどまで大量の実務経験をこなすなんて現実的ではありませんね。

ましてや他と差別化が図れるほどの難易度の高い業務に取り組むことなんて夢のまた夢の話になってしまいます。

しかし、実務書式集があれば定型業務をルーティーン化なんて開業の初日からできています。

あとは、自分の興味とか市場動向をみて、自分が勝負する専門分野・難しい分野に腰を据えて取り組めばいいんです。

私が6年かけて少しずつやってきたことが、半分以下の期間でできてしまいますね。

凄く便利な時代になりました。

信じられない位の激安で仕事をしている新人さんを見ると可哀そうだな~と同情する半面、今の新人さんは開業のための環境が恵まれているな~と羨ましく思ったりもします^^

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