安売り(ダンピング)は自分の首を締める?:コラム第15回。

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コラム第15回:安売り(ダンピング)は自分の首を締める?

行政書士の業務報酬を不当に安くしますと、「3苦」が待ってますので要注意です。

仕事が欲しいからといって、決して安易な値下げをしてはなりません。

また、顧客からの「不当な」値下げ要求にも毅然とした態度で臨みましょう。

苦しみ1.忙しい割に儲からない!

こんな時代ですから、報酬額を低くするとその分、客は集まりやすくなります。でも、決して儲かりませんから注意してください。

他の事務所より安くやってるのですから、当然、同じ仕事量でも売上に違いが出ます。

例えば、他の事務所より半分の価格設定をしたとしましょう。

他の事務所は1件でいいところでも、同じ売り上げを上げるには2件分の労働が必要になります。

安請け合いで忙しくなりすぎると、比例して仕事の質が低下します。

報酬額を下げてもいいことは何一つないと言ってもいいです。

戦略的に、フロントエンド商品として低価格展開する場合はまだいいとしてですね。

報酬を下げずに集客できる体制作りが必要です。

報酬を適正価格にすることで時間的余裕を持って質の高い仕事ができますので、結果、顧客には満足してもらえるし、リピートも増える。いいことづくめですね。

報酬を下げるのは簡単なので、誰でも、頭を使わずにできてしまいます。

できる経営者は、頭を使います。如何に報酬額を下げずに集客するかに時間と労力を割きましょう。

苦しみ2.質の低い客しか集まらない!

価格ばかりを気にする依頼者は気を付けた方がいいです。悪びれる様子もなく報酬額を値切る人も結構いますし。。

値切り客に限って、クレームを付けてきたり、他の事務所はもっと安いぞ。なんて言いつつ更に値切ってくることもしばしば。

報酬も安くしてあげたし、文句なんて言わないだろうと高を括っていてもだめですよ。

値切り客は普通の人より文句多いですから。

よしんば、値切り客と取引をしてリピーターになったとしても、また必ず値切ってきます。一度、値切りに応じてますからね。向こうも言いやすいのでしょう。疲れますよね。。。こういう方は。

「不当な値切りに応じるということは、正規の料金を支払ってくれる他の依頼者様を裏切ることになる。」ということを頭に入れておきましょう。

不当な値下げ要求を行う依頼者には、「他に安い事務所は山ほどございますので、そちらに行ってください。」と毅然とした態度で臨むべきです。

苦しみ3.評判が落ちる!

これは1の「忙しい割に儲からない」と2の「質の低い客しか集まらない」の結果、当然、同業・客からの評判は落ちますよね。 詳しい説明は要らないですね^^;

あの事務所は忙しそうだけど、客層が悪い。仕事も雑で遅い。

こんな悪評が立ってしまったらもうおしまいです。商売は「信用第一」です。

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