「人脈・コネがまったくないから、まずは交流会や懇親会に顔を出してみようかな」
開業前はこのように考える方が多いと思います。
でもこれってちょっと違うように思うのです。
僕の場合、交流会など初対面同士の集まりって苦手でしたので、はじめから選択肢にありませんでした。
右も左も分からず、開業を決意した際にまず行ったのは人脈作りではなく、
<集客の為のリサーチ、市場調査>
です。
儲けている事務所、儲かっていそうな事務所を徹底的にリサーチしました。
ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなど様々なツールを使って情報発信をしている事務所は多いので、とにかくまずは、情報収集してください。
儲かっている事務所は、他の売れていない事務所とは何が、どこが、違うのか。
トップにいる行政書士はどのようなメンタルで日々経営を行っているのか。
僕が開業したころはブログ・メルマガぐらいのものでしたが、今はツイッターやフェイスブックがあります。
個人の考え・思考といったところまでリサーチできます。
儲けている人のメンタルや発言を自分なりに咀嚼してみてください。
客層、立地、サービス、集客媒体などなど、どのようにして仕事を得ているのか。
全国各地、地域にかかわらず、売れている行政書士事務所を徹底リサーチ。
共通点があるはずです。
ネットは情報収集がしやすいですし、基本、無料ですからね。
リサーチして、自分がまねできる部分はまねる(そのまま真似るとNGです。自分のサービスと組み合わせたりしてオリジナルのものに変えるのはそう難しくはありません)。
開業前に士業の交流会などに参加するのも悪いことではありませんが、事務所経営を考えているのであれば、まずは自分の力で集客できるようになること。
行政書士は求人数も少なく、コネなしで開業せざる負えない方も多いかと思います。
人脈や横の繋がりがないと実務に支障が出ると考えている方もいるでしょう。
人脈や横の繋がりが無くたって、自分で仕事され取れるのであれば、取ってから外注先を探せばいいのです。
菓子折り持参して、ただ単に
「この度、開業することになりました。業務提携していただけませんか?」
と挨拶にいくより、
「近くで最近開業をいたしました○○と申します。こういうお仕事があるのですがお願いできますか?」
後者のスタンスで行くほうがお互いにとってメリットがありますし、相手の先生も喜んでくれます。当然ですよね?仕事を持ってきてくれたのですから。
【まとめ】
人脈作りよりもまずは集客!
まずは売れている事務所をリサーチすること!
どうして売れているのか、自分なりに答えを出して真似ることができないかを考えること。
集客できても実務が不安・・・・という方。これは大丈夫ですよ。
公務員上がりの方は別ですが、みなさん難易度の高い行政書士試験に合格されているのですから、実務をこなす下地はできているのです。
自分が扱う業種が決まれば、実務書や役所の手引きをあらかじめ購入、取得しておけば問題ありません。
実務に関しては、仕事を請ける前から怖がっていても仕方ありません。
僕も実務経験無しで開業したのでお気持ちは痛いほど分かりますが・・・。
(実務に関しては、こちらのコラムも追加しております→行政書士実務の覚え方)
実務能力も役所と打ち合わせをしたり、お客さんの要望に答えたりする中で、徐々に鍛えられていくものです。
心配要りません。とにかくはじめは集客について勉強すること。
ここから全てははじまります。
24歳で開業。現在11年目に突入。開業3ヶ月目で売上100万円突破。2年目に事務所を法人化。月商700万円超。売上倍増の軌跡と、「金ナシ、コネナシ、実務経験ナシ」の弱者でも成功できる行政書士開業ノウハウを、余すことなく無料で公開中。メールマガジン購読者限定の特典もあります。→ご登録はこちら
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