1人行政書士事務所の月商(売上)は70~100万円が限界?:コラム第122回。

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コラム第122回:1人行政書士事務所の月商(売上)は70~100万円が限界?

行政書士の売上げ

今回は、一人事務所が食べていけるようになる月商(売上)の目安と、その限界値、そこからの選択肢について書きます。

先日、近隣の役所、顧客訪問、計4件行ってきたのですが、その行程だけで一日が終わってしまいました。朝事務所を出て帰ってきたのは夕方。

近隣で、かつ、一件あたりの訪問も30分程度だったのにも関わらず。です。

近隣と言えど、4件を回り、間に昼食など取っていたら、移動も含めるとあっというまに時間は過ぎます。

事務所のスタッフさんが業務を切り盛りしてくれているので、うちの場合は業務の手が止まることはありません。

が、一人事務所の場合は、移動、訪問が終わった後に書類作成、残務処理を行わざるを得ません。

当然、プライベートの時間&睡眠を削らなければなりません。

僕も一人でやっていた頃は、そんな感じでした。

100万円超えてからが正直きつい・・・

当時を振り返ると、高単価業務(25万円程度)と通常単価業務(3~5万円程度)で合わせて150万円以上を一人で売り上げた月もありました。

でも、めちゃくちゃ忙しかった。。

業務処理やHP更新などを終えると、午前様は当たり前。プライベートな時間もほぼありません。

業務ストレスとプレッシャーから、お酒の量も増えてました。プクプク太っていってたな。。入院もしたし。。

余談はさておき、

一人事務所の場合、業務効率を最大限に上げても、売上100万円が限界です。

個々の能力や営業・集客戦略などで多少の上下はあるかもしれませんが、この数字が大きく異なるってことはないと思います。

で、一人での売上が頭打ちになれば、補助者を雇うか、外注に出すか、という選択肢が生まれます。

この選択が結構重要でして。

僕の場合は、もう少し生活に余裕を持たせたい(時間的に)と思ったので、まずは外注、その後、雇用というステップを踏みました。

当然、人を雇えば毎月のランニングコストは上がりますから、自分の手取り額は減ります。減りますが、マンパワーがあるので売上自体は伸びていきます。

一人、二人とスタッフが増えるに連れて、事業規模も大きくなっていきます。人を使うことにより、事業は拡大し、自分の時間にも余裕が生まれます。

いつ、補助者を雇うのか?そもそも補助者を雇わないという選択肢もある?

個々人の事業設計、人生設計にも大きく関わるところではありますが、大体この70~100万円のあたりが分岐点になります。

  • どれだけ売上を上げたいのか
  • どんな生活を送りたいのか、生活費はどのくらい必要なのか
  • 人を雇いたいのか雇いたくないのか

結局のところ、あなたの人生観、仕事観。あなたの「好み」になってくると思います。どんな人生を送りたいのか。

ただ、まずは売上を100万程度まで持っていかないことには、選択肢は増えません。補助者を雇う雇わないの選択もできません。それ以前の問題で、普通に食っていくこともままなりませんよね。

開業当初はそれはそれはストレスも溜まるし、書類作成も雑務も顧客とのやり取りも全て一人でしなきゃなりません。

めちゃくちゃ大変です。

でも、寝る時間を削ってでも、プライベートの時間がゼロになっても、長時間働き、動き、一人で仕事をまわす。

こういう時期も必要です。

そして、月平均70~100万円レベルまで売上を上げる。

そこまで到達してはじめて、補助者雇用の是非の選択が可能になります。

とにかく、まずは必死に働いて限界値まで売上を持っていけるかどうかに掛かっています。

一人事務所の時代は、業務効率が命。

とは言っても、一人のときもなるべく業務効率を上げ、雇用コスト、リスクはなるべくなら先送りにしたいですよね。

一人でやってれば手取り額は増えていきますから。

今はスマホ、タブレット、クラウドアプリ、携帯しやすいノートPCなど。業務効率アップツールがたくさんありますので、勉強して使い倒してみましょう。

無料アプリでも驚くほどに業務効率がアップすることもありますから。こちらも参考にしてください。→行政書士業務の効率化に役立つお勧めWEBツール

実務効率で言えば、新人さんには実務書式事務所運営書式をおすすめいたします。

業務処理時間の短縮、その他事務所運営事務処理時間の短縮につながります。

価格も決して安くはありませんが、それだけ内容も豊富で質の面でも十分にご満足頂けるものになっています。

業務効率アップ=時間の確保です。あまった時間は何にでも使えます。

一人事務所だからこそ、業務効率の改善にはぜひとも力を入れて行って欲しいと思います。

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