スケールメリット、スケールメリットと言うけれど・・・

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コラム第186回:スケールメリット、スケールメリットと言うけれど・・・

規模拡大を目指す方々は口々に「スケールメリット」と言いますが、大きくなればなるほど、もちろんデメリットもスケールします。

年商1億円すら達成したことない方はピンとこないかもしれませんが、億を超えてくると人件費、それに伴う社会保険等の法定福利費、オフィス家賃も大幅に増加します。

それらの経費を賄うためにも売上も維持しなくてはなりませんから、広告費はじめ営業経費も大きくなります。

労務や責任も大きくなり、何かトラブルがあれば対処しなければなりませんし、そのトラブル規模も個人事業者が被るそれとは桁が違います。

精神的消耗や奪われる時間も多くなり、規律なき拡大をしてしまった場合はダウンサイドもどんどんスケールしていくことになります。

その一方で思うほどスケールしないのが個人所得です。

個人時代に年商1,000万円でほぼ自分の手取りだった人が、年商1億円になったら年収1億円になる・・・・とまで思う人は流石にいないでしょうが、「でも個人で3,000万円くらいは取れるでしょ?」と思うでしょ?

ところがどっこい。

実は年商1億円達成していても、個人所得は個人事務所時代とほとんど変わらない1,000万円〜1,200万円程度の方が多いんですよ。

なぜだかわかりますよね。

経費も大きくスケールしているし、万一の際のリスクもスケールしているので、保険としてのストックもある程度は必要だからです。投資だって拡大していかねばライバルに勝てません。

でもここでふと我にかえると、個人所得がさほど増えないことに対するデメリットのスケール感(スケールデメリット)がハンパないな、と感じます。

個人時代に比べて負っている経営リスク、顧客・スタッフに対する責任の大きさ、重さ・・・

だからこそ、規模拡大を現在進行形で実践している方々というのは、熱量がハンパないわけです。お金だけじゃないんです。個人のお金と時間を最大化させるなら、安易に拡大すべきではありません。

これから規模拡大を目指す方は、そうした負の部分にも目を向け、自身の情熱や覚悟を十分に見極めた上で行動に移さないと「スケールメリット」の字面に誘惑されて大失敗を犯す可能性があります。

雇用し、法人化し、顧客数と顧客単価を増大させていくことは確かにスケールメリットを享受できます。しかし同時にスケールデメリットもあることを忘れないようにしましょう。

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