働き方改革で可処分所得のみならず、可処分時間も最大化する

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コラム第184回:働き方改革で可処分所得のみならず、可処分時間も最大化する

生産性を上げよう!働き方改革だ!

ニュースでも声高らかに叫ばれていますが、具体的には何をすれば良いんでしょうね。

ミクロ的には業務特化だ、IT化で作業効率をあげるだ、郵送を使って移動時間を削減しようだ色々あると思いますが、マクロ的にはたった2つしかありません。

ズバリ、

  • 高く売る
  • 不良顧客は切る

この2点です。

高く売るとは単価を最大化することですね。

行政書士のメイン業務である建設業許可申請をとってみても、20万円くらいでやる事務所もあれば、7,8万円でやる事務所もあります。

どちらもそれぞれの戦略と事務所方針のもとやっていることでしょうが、金額を高くしないことには、どんなに作業効率をあげたとしても生産性が高い状況にはなりません。

不当に高く売りつけようとしても受任できないでしょうし、かといって不当廉売しても自分の首を絞めるだけ。

生産性が高いと言える最適価格を見つけると共に、その金額に見合ったサービスを提供する実務力と接客力が必要です。

次に「不良顧客は切る」ですが、これはとにかく徹底しなければなりません。不良顧客がちょっとでも紛れ込むと一気に事務所の生産性は落ちます。

態度が横柄で威圧的、何事もずさんでこちらがお願いした書類を期限までに用意できない、請求書の期限内に支払おうとせず何度もお願いしないと報酬を払わない、約束の時間を何度もリスケする、時間外対応を求めようとする…等々。

不良顧客の定義は各事務所ですることだろうと思いますが、こちらの生産性を下げるような顧客は躊躇なく切る必要があります。(業務受任時にきちんと契約書を巻いておくことが肝要です。)

参考:https://www.kit-manual.com/unei/

不良顧客はこちらの手間を二度三度とかけさせ、労力と時間、下手すると従業員のモチベーションまでも奪っていきます。

報酬が入金されて、見た目の数字上は黒字であったとしても、実質的な赤字取引になり兼ねません。バッサリ切ることで逆にプラスになるのです。

良い顧客だけに囲まれて、自分も従業員も心から「この方の為に尽くしたい」と思いながら、事務所・顧客双方が双方の仕事に敬意を払いながら進められたら、仕事はこの上なくスムースに進み、生産性の高い状況が生まれます。

報酬をしっかり頂いているので、従業員にもしっかり還元ができます。また、単価を高くしていれば、業務量も抑えられますので、精神的・時間的な余裕も生まれます。

建設業許可15万円でやっている事務所は6件で90万円の売上になりますが、7,8万円でやっている事務所は倍の12件こなさなければ同じ売上には到達しません。ある程度の売上はあがっても暇なし状態で、とても生産性の高い状況とは言えないでしょう。

<私が可処分所得だけでなく、可処分時間にもこだわるわけ>

ここからは行政書士業自体とは大きくかけ離れたプライベートな話になりますが、私が可処分所得だけでなく、可処分時間にもこだわるわけに言及したいと思います。

単純に子育てにコミットしたい、という話です。少なくともここからの10年くらいは。

この時期はかけがえのない時間なので、仕事にだけ集中したくはないんですね。

私は自分のことをイクメンだとか家事メンだとか思いませんが、それなりに育児にも家事にもコミットしております。

と言っても送り迎えや公園で一緒に遊んだり、旅行や親子留学したりという程度ですし、家事も風呂掃除や洗い物、掃除洗濯をたまに程度ですが。

世間一般からすると「やっている方」なんでしょう。嫁からも好評価を頂いております。

では、なんで私がそれなりにやれるかと言いますと、時間的・精神的余裕があるからなんです。

実は私はこの7,8年は1日5時間程度しか働いていません。休みだって好き放題自由に好きな時にとっています。

夜中にギャン泣きされようとも、トータルすれば1日7時間〜8時間は寝ていますし、趣味の時間も満足いくまで取れ、ジムにも週2,3回は行っています。

1日の時間があり余っているので、気分転換的に家事をやっていますので何の苦もありません。座りっぱなしでパソコン業務や書類作成のみやり続ける方が体に悪い。

自分が飲み行ったり遊び行ったりする時も何の気兼ねもせず、罪悪感も抱きたくない為、嫁にも自由行動の時間を十分作ってやります。

そしてそうする余裕があるのも、全ては日頃から生産性の高い仕事をして、時間や精神に余裕があるからです。

世のお父さんが育児をしない、家事をしないとニュースになったりしていますが、1日8時間どころか残業や副業で10時間も12時間も拘束され、心身ともにボロボロになったら、そりゃ家に帰ったときくらいはゆっくりゴロゴロもしたくなるでしょう。(もちろんそれは女性側も同じですが)

子どものことは皆だれでも大好きだと思いますが、それでも自分の趣味の時間やストレス発散の時間さえも全くない状態では、ついつい自分の方を優先したくなる気持ちもわからないではありません。

働き方改革をして、可処分所得と可処分時間を最大化出来れば、だれだって必然的に空いた時間で育児だってするし、家事だってするんですよね。

だからこそ生産性を上げないといけない。働き方や売上のあげ方を変えて、可処分所得と可処分時間を最大化しなければならないのです。

私は住宅ローンも自動車ローンも今はもうないので、可処分所得を最大化することに躍起になる必要はないのですが、可処分所得が増えれば、仕事をセーブしてより可処分時間を増やすことだってできます。

お金はどれだけあっても困りませんが(笑)、何より大事なのは時間なんです。

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