開業した新人さんからのご相談が多い季節になりました。
新人さんの悩みとして多いものは、
「どの業務を扱うか?」
って問題があります。
結論から言えば、やりたいことを好きにやればいいんです(笑)
せっかく開業したんですからね。
「行政書士で食っていけるのだろうか」とか色々悩み過ぎて、自分が本来やりたい業務を扱わないとかは、もったいないです。
どんな業務でも、次の2つのスッテプを実行できれば行政書士で食っていけるので安心してください。
1.見込み客(依頼者となる可能の高い属性)と継続的に接点を持つ。
2.見込み客にサービスを提案して成約する。
これは商売をやる上での普遍の原理です。
単純でしょ?
前者が「マーケティング」、後者は「セールス」です。
実は、行政書士で食っていくために必要な手順は、結局これだけなんです。
いわゆる「食えない行政書士」とは一体どのような存在なのかと言えば、見込み客との接点が持てない行政書士なんです。
つまり、お客となる可能性のある人達・集団と、継続的に出会ってないわけです。
出会ってなければ、サービスを提案することも、買ってもらうこともあり得ないですよね。
無人島でビジネスしてるのと同じですから、食えないのは当然です(笑)
いわゆる「専門特化型Webサイト」というものは、見込み客の方から行政書士に近づいてもらうための手段です。
なぜ、見込み客の方から行政書士に近づいてもらう必要があるのか?
それは見込み客が一体どこにいるのか分からないからです。
例えば、
「これから会社を設立する可能性のある人」(会社設立の見込み客)
「これから建設業許可を取得する可能性のある人」(建設業許可の見込み客)
「将来の相続トラブルに不安がある人」(遺言原案作成の見込み客)
「離婚したい人」(離婚協議書作成の見込み客)
このような属性を持った人達が集まっている場所なんて、なかなか想像できないですよね。
仮に、見込み客がどこにいるのかが分かれば、訪問営業をしたりとか、DMを送付したりできるわけですが、なかなかそれは分からない。
行政書士から見込み客に近づくのが難しいわけです。
だからこそ、「専門特化型Webサイト」を立ち上げて、見込み客の方から声をかけてもらう必要があるわけです。
あるいは、以下のような業界最大の集客サイトに登録するのも効果的です。
→ http://www.kensetsu-kinki.com/free
逆に、Webに頼らなくても見込み客がどこにいるのか分かりやすい業務もあります。
それは、既に起業している事業者・会社経営者に向けた業務です。
「これから起業予定の人」ではなく、「既に会社を経営している人」をターゲットにするというのが重要です。
会社経営者の集まり、地域の事業主が集まる交流会などに継続的に参加すれば、法人に関する以下の行政書士業務の見込み客だらけだと分かります。
などなど、経営者向け・事業者向けの業務は幅広く、業務発生の機会・受注の機会は多数あります。
あとは、「新人の行政書士の実務能力として、幅広い業務に対応できるか?」
という不安があるかもしれませんが心配は無用です。
これらの経営者向けの行政書士業務の実務は、
→ http://www.kit-manual.com/senmonka/
全てこれでカバーできます。
開業初日から、どんな依頼が来ても怖くありません。
ちなみに、実際に依頼されやすいケースの話をすると、公的融資・資金調達業務から経営者と仲良くなって、他の変更手続きも依頼されるようになるパターンが多いです。
資金調達に悩みの無い経営者はいませんからね。
公的融資・資金調達業務は、ヒアリングシート付きのこれで万全です。
→ http://www.jigyokeikaku.net/
ですので、
こういうタイプの新人行政書士には、「既に会社・法人を立ち上げている経営者向けの業務」に特化して、アナログ営業をしかけることをお勧めします。
Web集客もコンテンツSEOの効果がでるまで一定の期間(半年~1年)がかかります。
web集客は、PPC広告を効果的に打てば即効で成果がでますが、広告費を出せない新人さんもいると思います。
一番のお勧めは、広告費もしっかり貯めた上で開業することですが、それをしない新人さんが多いんですよね。
積極的に広告を打てないのであれば、新人は中途半端なWeb集客なんて最初から諦めて、経営者が参加する集まりにとにかく参加して顔を売ってください。
→ http://www.kit-manual.com/senmonka/
こちらを活用して実務遂行に不安が無い状態を作ってから、ひたすらアナログで知り合いを増やす努力をした方が早く売上が発生します。
こういった事業者向け・経営者向けの業務は当然Webでも取れますが、Web集客にコストをかける余裕の無い新人は、泥臭く自分の足で出会いの数を稼ぎましょう。
経営者の仲間ができると、新会社設立の依頼や、経営者仲間で一般社団法人を立ち上げる手続きの依頼等も舞い込んできます。
一人で事務所に籠っていても仕事は発生しません。
経営者の知り合いを一人でも多く作った方が結果が出るのは早いです。
そして、アナログ営業で業務を受注した売上でWeb集客に資金を投下すれば、集客がさらに拡大して良い循環が生まれて、行政書士を10年以上続けることも可能になるわけです。
24歳で開業。現在11年目に突入。開業3ヶ月目で売上100万円突破。2年目に事務所を法人化。月商700万円超。売上倍増の軌跡と、「金ナシ、コネナシ、実務経験ナシ」の弱者でも成功できる行政書士開業ノウハウを、余すことなく無料で公開中。メールマガジン購読者限定の特典もあります。→ご登録はこちら
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